孤独ノユリカゴ(体験版)~第二稿~【SILKP.O.D.】【非18禁内容】
今回は前回の感想・考察の続きです。紹介するのは「SILKP.O.D.」さんによる「孤独ノユリカゴ」の体験版です。もう一度体験版をやり直してみたところ、また少し違った考えが浮かんだので、それを書きたいと思います。(というか、どうやら前回の考察は外れていそうなのでちょっと悔しい)誰得なのかは甚だ疑問ですが…僕だけの備忘録でいいのです。
↓前回記事はこちら
あらすじとか、前回書いたことはもう書きません。そういうことに関しては上に載せた前回記事を参照ください。今回はゲームの展開順に、僕が感じた疑問点とそれに対する考えなどを書き連ねていきたいと思います(`・ω・´)ゞ
こんな感じのメモを何枚も取りながら考察しましたが…やはり判然としない考察ばかりが浮かんできますね。(僕の字を見られるのは少し恥ずかしいですが)まずゲーム内の展開を書いておきます。僕が感じた疑問点は除き、ただ事実だけをまずは書きます。かなり雑なので、プレイした人じゃないと意味不明だと思います(-_-;)
<オープニング>
バイロンの英詩を引用
↓ 稲妻のような光
「97/6/4」の文字
<屋上>
澪が、数年前に中学生男女3人組が行方不明になったという話をする
作り話だと言っているが、一葉はどこかで聞いたことがあると感じる
<夕暮れ時の踏切>
澪と別れ、健大と一葉の2人きり
一葉はなぜかぼーっとしている
一葉はこの踏切が何となく苦手
でも空とセットなら好きかも
小学校の頃この踏切を夕暮れ時に渡ると呪われるという噂があった
健大と一葉は踏切の向こう側に住んでいる
一葉が「空が、近い…」と呟く
↓ うずまきのような絵
電車が通り過ぎる
健大は、一葉がどこか遠くに行ってしまう気がする
↓ 稲妻のような光
「1100011/110/111」の紙きれ
<教室>
赤い空の絵
↓ 「0と1」の文字と血の飛び散る音
健大は目の前で起こったことを拒絶した
あの時の轟音
↓ 赤目の少女の絵
肉片が飛び散る
↓ 血まみれの少女に「起きて」と言われる
教室で目を覚ます
↓ 赤目の少女の絵
猛烈な吐き気を催す
あの日からもう丸1年経とうとしている
7月22日、去年のこの日に俺は…などと語る
頭痛で視界が霞む
↓ うずまきのような絵
「あれ」が関係している
あと数日であれから1年になろうとしている
風でプリントが飛ばされる
↓ こめかみの痛み
少女に声をかけられる
↓ 赤目の少女と血まみれの少女の絵
少女が「久しぶりだね」「――**」と語る
健大は意識を失う
↓ 稲妻のような光
「97/7/10」の文字
<屋上>
健大を一葉が起こしに来る
澪もそこに合流する
3人で授業をサボる
一葉が、空がきれいと語る
一葉が、空の中で一番好きな空を聞いてくる
澪と一葉は夕焼けの空が好き
<保健室>
健大は保健室で目を覚ます
「あの日」から身も心も弛緩する余地はなかった
なのについ数日前からあの日がトラウマとしてよみがえる
「あの事故」以来、一葉はどこかに行ってしまった
↓ 赤目の少女と血まみれの少女の絵
澪はたしかに俺の目の前で…などと語る
↓ 鋭い痛みとぼやっとした痛み
「――――??」「**――――」という誰かの言葉
レイは今日からやってきた転校生
<下校路>
健大の記憶は所々曖昧で不明瞭
↓ うずまきのような絵
気付くとレイと下校路にいた
健大は誰からも目を向けられない存在
走ってまこうとしてもレイはすぐ追いついてくる
「一体、この子はいつ転校してきたんだ」などと語る
↓ 赤目の少女の絵
健大はレイが一葉に似ていると感じる
「あの日」からほとんど誰かと話していない
レイが「今日の空はもう二度とない空なのに」と語る
レイの好きな空は、赤く染まった空
「だ……ぅ……ぶ!?」「し…ぃ………てっ!!」「――――!?」「し、しっかりしろ!!!!――……」という誰かの声
<公園や夜の道>
気付くと見覚えのない公園にいた
ベンチの上で寝ていた
頭の下にはレイのものらしきハンカチがある
気付くと夜の道を歩いていた
どうしてここにいるのかは思い出せない
灯りの蛾がとまっている
足元には猫がうつぶせになっている
いつのまにか蛾はいなくなっていた
<自宅>
眠気を感じる
↓ 赤目の少女の絵
もうじき「あの日」から丸一年
今日は前日の21日
↓ 赤目の少女の絵
頭痛と胃痛を感じる
激しい痛みにうずくまる
↓ 赤目の少女の絵
もう寝てしまおう…
あの日をやり過ごせばきっと大丈夫…などと語る
<屋上>
「97/7/18」の文字
澪は一葉に思い出したかどうか聞く
一葉は思い出していると嘘をついてしまう
健大はこの日も空が赤かった…などと語る
↓ 白い背景
虚無の中に、ほんの少しだけ光が差した。――そんな気がした
<自宅>
時刻は23時51分
↓ 赤目の少女の絵
明日で「あれ」からちょうど1年
明日は7月22日
割れんばかりの頭の痛みを感じる
↓ 赤目の少女の絵
7月22日、去年の夏、澪が死に、一葉が消えた
あれから俺の人生は…などと語る
ノックの音
↓ 赤目の少女とうずまきの絵
扉が開くとそこには一葉が
「――――」という誰かの言葉
「97/7/21」という文字
「11000101/111/1010」という文字
はい。以上が体験版までの展開ですね。ここからは僕が感じた疑問点などを書いていきたいと思います。箇条書きの形式にします。
1.澪の作り話
屋上で澪が一葉にしている話ですが、やはり気になりますよね。数年前に男の子1人、女の子2人の中学生3人が行方不明になったという作り話ですが、やはり健大と澪と一葉のことにしか思えません。
それは前回の考察でも思いましたが、2周目をプレイしてみてもう1つの違和感を抱きました。それは「数年前」という点です。この話が実は健大たち3人のことだとして、わざわざ数年前と書く必要性は何でしょうか?後に推測できますが、この時の健大たちはおそらく中学生(それも中学3年生)です。であるならば、もし仮にライターさんが単にこの話を後の健大たちに起こることを暗示するためだけに挿入したのであれば、数年前と書く必要性はないと思います。ではなぜ、数年前と限定するのでしょうか…?
僕にはこれに、答えとは言わずとも何となくイメージみたいなものはあります。これも後に推測できますが、ゲーム本編の健大はおそらく高校生(それも高校1年生)です。となると、高校生の健大にとって、中学の出来事はまさしく「数年前」なのです。つまり、澪のこの作り話はあたかも実際に健大が中学生の時に話されたものであるように見えますが、実は高校生の健大が脳内や意識内で考えたものなのではないか?と思いました。うまく僕のイメージを説明できないのですが…要は、ここでわざわざ「数年前」と書いたのは健太は既にこの時点で実は高校生なんだよということを暗示するためなんじゃないか?ということです。最初から健大は高校生で、何らかの記憶の齟齬を修正するために、その話を中学生の時に聞いたかのように見せているが、実際には高校生の健大にとっては数年前のことなので夢の中でも「数年前」となっているっていうことなんじゃないかってことです。
…あれれ?何だか書いてる内に自分でも何を言ってるのか分からなくなってきました…。まぁ、前提として、僕のこの考察は何の根拠もありません。本当は前回記事で書いた考察こそ正しいと思っていたのですが…どうやら外れていそうなので、別の角度からの考察を試みただけです!要は、数打ちゃ当たる戦法です!…ですので今回は、突拍子のない考えばかりになるとは思いますが、思い付いた考えをとにかく残しておきたいという思いで書きます。
まだ澪のこの作り話には気になる点があります。それは、行方不明になった3人というのは誰を暗示しているというかということです。(もちろんこの疑問は、そもそもこの作り話が健大たちのことを表しているという前提の上に成り立っているので、そこが違うとなれば必然と疑問も消滅しますが…)
男の子1人、女の子2人なのですから、1人は「健大」で確定でしょう。ですが、女の子2人とは…?最初は「一葉」と「澪」だろうと思っていたのですが、まだ「レイ」という少女もいます。うーん、悩みますね…。
ところで2周目をプレイして思ったのですが、やはりレイは不自然な存在ですよね。常識的に考えて、あそこまでそっくりな存在がいるはずがありません。そう考えると、澪とレイのどちらかは存在しない(もしくは意識だけの存在)と考えることができるのではないでしょうか。そして、ライターさんがTwitterでタイトル画面の2人の少女は一葉と澪だと言っていました。つまり、澪と一葉はより重要な人物と推測されます。そうなると、澪とレイを比較したとき澪の方が重要な存在となります。すると、澪とレイのどちらかが実際には存在しないと仮定すると、存在しないのはレイのほうだと推測されます。ゆえに、行方不明になった3人というのは「健大」と「一葉」と「澪」なのではないかと思います。単純に考えて、この4人を3人と1人に分けろと言われたら、誰がどう考えてもレイを1人にすると思いますしね。したがって、健大と澪と一葉は実際には中学生の時点で行方不明になってるのではないでしょうか…?
ははは…。書こうとする前は何となくこうじゃないかなっていうイメージが頭に浮かぶのに、書いてると途端に何言ってんだ自分、ってなりますね…。まぁ今回の記事(第二稿)は思ったことを書きまくるオマケと位置付けてるのでとにかく思い付いたことを書きまくります!
2.一葉が抱いた既視感
一葉は澪の作り話をどこかで聞いたことがあるように感じます。一葉は結局どこで聞いたのか思い出せませんが、澪も一葉の態度に違和感を抱いていました。どこかで聞いたことあるにしても、覚えてもいないのにあんな反応するかな…と言っています。僕自身、この部分はめちゃくちゃ伏線が隠されてるとは思うのですが、どうしても分からないんです…。
他にも2つほど疑問点があります。澪の話を聞いていた一葉に対して健大が「あのさ、一葉…」と何か言いかけてるんですよね。何を言おうとしていたのかは皆目見当がつかないんですが…やはり何かある気がしてなりません。もう1つは一葉の不自然な態度です。思い出してよと澪に迫られる一葉は、後で話すけどこれは2人だけの秘密だよと言いますよね?そしてそう語った理由は、思い出したとしても健大に教えるのはしゃくだから適当に言ってみただけなのだー☆と不自然なまでにおちゃらけた調子で言います。これ、最初プレイしたときも何か違和感を覚えたんですよね…。伏線を隠すためにわざとふざけた調子にさせたように思えてしまいました。まぁ、とはいってもどういう伏線なのかは分からないんですが…。ただ、疑問には思ったので挙げときます。
3.踏切での会話
踏切で澪と別れて2人きりになった健大と一葉ですが、一葉の様子がおかしいですよね。何やらぼーっとしていて、危うく電車に引かれそうにもなっています。…でも、何で一葉がそうなるのかが分かりません。澪と健大が仲良く話しているのを見た後に、様子が変わるようにも見えたのですが、気にしすぎでしょうか…?
一葉がこの踏切が苦手というのも、何かしらの意味は当然あるのでしょう。さらに、空とセットなら好きだという…。ますます分からなくなりますね…。小学校の頃、この踏切を夕暮れ時に渡ると呪われるという噂、そして健大と一葉は共に踏切の向こう側住んでいるということ。絶対にここは重要だと思うんですが( ノД`) 考えては…いや違う!また考えては…いや違う!と何度も思考が堂々巡りをしています…
「空が、近い…」と一葉が語った後に、うずまきのような幾何学的な絵が挿入されます。このうずまきのような絵はこの後もたびたび出てきますが、何を意味しているのでしょうか…?健大の意識が揺らぐことを意味しているのでしょうか…?
そしてその後、電車が通りすぎる音がして、健大は一葉がどこか遠くに行ってしまう気がします。「俺はいつも一葉の横にいたのに…。一葉とはいつも一緒だったはずなのに…」と意味深な発言をします。そして稲妻のような光が走り、「1100011/110/111」と書かれた紙切れの絵が挿入され、場面が変わります。
やはりここは重要な伏線が詰まっているような気がしてなりません。特に健大の発言部分です。一葉といつも一緒だったはずなのに…という部分からは、実際は一緒ではなかったという裏の意味も感じられました。…まぁ、だからといって何か明確な予想が僕の中にあるわけではないのですが、何となくのイメージはあります。
やはり一葉と健大は同じ肉体を共有する存在なのではないでしょうか…?そう考えれば、健大がいつも一葉と一緒だったと思っていても不自然ではないですし、ある日を境に一葉がいなくなったというのも、健大が一葉の意識を感じられなくなったから(一葉の意識が現れなくなったから)だとも考えられます。
キャッチコピーにある「3つの電波」という言葉。電波を意識と読み換えると、3つの意識主体が存在することを示しているようにも思えません?そしてその3つの意識主体が、「健大」と「一葉」と「澪=レイ」ではないでしょうか。
あの日、7月22日にあった事故というのが何なのかは体験版まででは書かれていませんよね。澪が死んで一葉が消えたということは書かれていますが、その経緯は一切書かれていません。血の飛び散る音や、健大が「あの時の轟音」「目の前で起こったことのすべてを拒絶した」などと言っていることから、おそらく誰か(澪?)が電車に轢かれるなどしたのだろうと推測はできますがね。
たったこれだけの少なすぎる情報だけですが、僕には少しだけ思い付いた突拍子のないふざけた仮説があります。それは「健大」と「一葉」は元々同じ肉体を共有する存在(健大が本体で一葉が意識?)であるという考えです。健大=一葉は中学生の時に澪という女の子と仲が良かった。だがある日、澪が電車に轢かれて死んでしまう。その事実を受け入れたくない健大の精神は分裂してしまい、意識だけの存在であった一葉は消えてしまう(健大はこれをどこかに行ってしまったと思っている)。しかし死んだ澪の意識は、健大の中へと取り込まれ、1年後にレイとして健大の意識に現れた。つまり、実際に存在するのは健大と澪だけではないかという考えです。
いや、やっぱりこれは間違っていますね…。これだと色々説明がつきませんし、タイトルの意味や、タイトルのロゴに描かれている少女が誰なのかということに納得いく説明ができません。
タイトルのロゴに描かれている少女はおそらく一葉じゃないでしょうか?髪の様子だけで推測しましたが、何か一葉の髪型のように見えました。ですが、孤独ノユリカゴというタイトルの意味は何でしょうか…?僕のイメージとしましては、ゲームの本編自体が、孤独な誰かが見ている夢の中であり、その夢の中のことをゆりかごと表現しているのではないかと思っています。
ですが、そう考えると、先程の僕の仮説は何だか見当違いな気がしてなりません。タイトルだけを見ると、ロゴに描かれている少女を一葉とすると、このゲームは孤独な一葉の夢の世界であるということを表しているのではと思えますが、僕の仮説ですと、むしろこのゲームは健大の夢の世界であるため、一葉がロゴに描かれるのは不自然になってしまいます。
うーん、何だかどんどん分からなくなってきました…。考察するのは楽しいですが、同時にとても苦しくもありますね…。というかこの情報量では考察というか本当に単なる予想に過ぎないのですが…。例えるなら、すばひびの1章だけをやり終えて、シナリオをすべて予想してみろと言われてるみたいなものですしね(笑) 考察というよりかは、あくまでも予想になってしまいますね…
4.年号の謎
前回記事でも年号の疑問は挙げましたが、今回、ますますその疑問が大きくなりました。
MDプレイヤーの画面に現れる年号は「97/6/4」「97/7/10」「97/7/18」「97/7/21」「1100010/111/1010」です。
最後の数字以外はすべて「1997年」であり、どれも健大と澪と一葉の回想シーンの前に挿入されます。このことから考えるに、健大と澪と一葉が話している時点は「1997年」だと思われます。
一方、別の年号も現れます。踏切のシーンの後に「1100011/110/111」と書かれた紙切れの絵が挿入されるのと、最後に一葉が現れたシーンの後にMDプレイヤーに「1100010/111/1010」という年号が現れます。これはそれぞれ2進法で計算すると、「99/6/7」「98/7/10」となり、「1997年」とは違う時間軸です。この2つの時間軸が何を意味するのかが全く分からないんですよね…。なぜこの2つだけ2進法で書いてあるのかも疑問ですし…。
健大が中学生で澪や一葉と一緒にいたのが「1997年」で、澪と一葉を失った高校生になった健大が失意でいるのが「1998年」だとしても、「1999年」が何を指すのかが分かりません…。
5.日付の謎
年号はもちろん分からないところだらけでしたが、日付に関しても矛盾?するところがあったように思います。
教室で目を覚ました健大は「あと数日であれ(=7月22日)からちょうど1年になろうとしている」と言っていますよね?そしてその後、テスト中に意識を失い、その後も時々意識が飛びながら何とか帰宅します。ここまでは日付が変わらず、同じ日にあった出来事のように思えます。ですが、帰宅した健大は「今日は前日の7月21日だ」と言うのです!ここ…何だかおかしくないですか?学校にいた時点ではあと数日と言っていたのですから、少なくとも21日よりは前のはずです。そしてそのまま帰宅したのですから、日付が変わるはずもなく、いきなり前日の21日になるなんておかしいですよね?つまり、いつのまにか日付が変わっていたということです。レイに出会い、一緒に帰宅し、途中で公園や夜道を歩いている間のどこかで、知らず知らずの内に日付が変わっていたはずなのです。そうでないと矛盾します。まさかただのミスなはずもありませんし…
これだけではありません。「97/7/10」と表記された後に挿入される、健大たちの屋上での会話のシーンのことです。健大は「ちょうど梅雨明け」と語りますが、7月10日は梅雨が明けるには早すぎますよね?普通はもっと遅いですが…まぁ、平年よりかなり早かったのだと考えれば、なくもないかな…とは思いますね。
これよりもっと疑問に思ったところがあります。それは健大がレイがいつ転校してきたか不思議に思っているところです。その前に保健室でレイは確かに健大に対して、「今日から転校してきた」と言っています。健大はそれを聞いていたはずなのに、「一体、この子はいつ転校してきたんだ?」と言っています。単なるミスか?とも思いましたが、これに意味があるとしたら、僕には到底想像できません…。
6.誰の言葉なのか
前回記事でもいくつか挙げましたが、たびたび誰の発言なのか分からない言葉が出てきますよね。
風で飛んだプリントを拾ってくれた時に挿入される少女(澪かレイ)が「久しぶりだね」と語った後に「ーー**」と語りますよね。久しぶりだねと言ったのが誰なのかも謎ですが、そもそも彼女はここで何を言ったのでしょうか…?1周目では思い付かなかったのですが、ここってもしかして目の前にいる人の名前を言ったんじゃないでしょうか?本来であれば「久しぶりだね、夢くん」などと言うはずじゃないですか?でも、健大にはそう聞こえなかった。…もしかして、健大は他の人からすると健大じゃないのかも…?健大ではなく一葉に見えていて、「久しぶりだね、かずちゃん」などと言ったのであって、それだと健大の記憶に齟齬が生じてしまうから脳が勝手に伏せて処理したのでは…?
いや、もう1つ考えられますね。プリントが配られるときに、健大の手元にはなぜか2枚回ってきますよね?これって単なる配りミスですか?もしかして…周りからすると健大だけではなく、もう1人いるように見える、というか実際にいるんじゃないでしょうか…?「久しぶりだね」と言った対象は健大ではなく、その人であって、久しぶりだねの後にその人の名前が続いたから健大の脳が勝手にその名前を伏せて認識の齟齬を修正したのでは…?と思っちゃいました。
……何を言っているんでしょう、僕は…。でもですね!自分でもそもそも考えがまとまってないんですよ!(逆ギレ)いくつも仮説が浮かんではその度にそんなわけないってなって…その繰り返しですよ!頭を使いすぎて、割れそうですよ!…まぁ、それでも考えるのは楽しいですから、とにかく思い付いたことを書き連ねていこうと思います。(テスト前なのに何やってるんだ僕…)
発言したのが誰なのか分からない言葉はまだまだあります。お次は保健室で鋭い痛みとぼやっとした痛みを感じているときに現れた「ーーーー??**ーーーーーーーー」という言葉です。これは誰の言葉でしょうか?目の前にはレイしかいませんので、普通に考えればレイが健大に言った言葉でしょう。でも、何で伏せてあるんでしょうかね…?これも健大が聞いてしまうと、認識の齟齬が生じてしまうようなものなのでしょうか…?
お次は前回記事でも書きましたが、レイと下校しているときに現れた「ーーーー!?し、しっかりしろ!!!!ーーーー……」という言葉です。これは男口調ですのでレイの言葉とは考えにくいですよね。前回は通りすがりの通行人と予想しましたが、あまりしっくりきません…。うーん、難しいですね…
最後は消えたはずの一葉が現れた後に挿入される「ーーーー」という言葉です。一葉が現れて驚いた健大の声にならない声だとも思えますが、一葉が何かを言ったのかもしれないとも思えますし…。はぁ…謎が多すぎですよ…
7.その他の疑問
ここからは気になったところや何か意味深なところを羅列していきます。
まずは保健室でのレイとのシーンです。鋭い痛みとぼやっとした痛みを感じていた健大ですが、レイに止められるとすっと痛みが引きました。ここは少し?が浮かびましたね。
続いて「97/7/18」と挿入された後にある屋上での健大たちの会話のシーンです。最後に健大は「この日も、空が赤かった」と語っています。明らかに意味深ですよね…。そしてその後には、白い背景に変わり、「虚無の中にほんの少しだけ光が差したーーそんな気がした」という言葉が挿入されます。これもかなり意味深ですよね…。絶対何かを意味しているとは思うのですが…
最後は、健大が自宅で目を覚ました時のことです。時刻を確認すると「23時51分」でしたが、これにも意味があるんでしょうかね?単に0時直前だということを表したかったのであれば、普通にそう書けばいいだけだと思いますし…。わざわざ分単位で書いたことにも意味があるんでしょうか…?
8.終わりに
以上で2周目プレイで感じた疑問点は書き終わりましたが、どれもワケわからなすぎて、ものすごい疲れました…
ライターの七水さんへ
安心してください…。これは確かに、シナリオ的にもテーマ的にも考察のしがいがある作品になっていそうですよ…。1周目で7時間、2周目で9時間考えても、到底予想のつかない展開になっています…。頭を使いすぎて…頭が痛くなるほど考えても、全然想像のつかない展開になっていますよ(--;) もう体験版でこれ以上考えても何も思い付きそうにないです…
複数回プレイしてもらう前提でシナリオ書くのって中々勇気がいることだと思うんですよね。僕も一応シナリオみたいなものを書き始めましたが、複数回プレイしてくれるかな…と不安になってしまい、1周目ですべてが分かるようにするか、1周目で明らかな謎を残して2周目をやるのを余儀なくさせるかのどちらかを選びたくなってしまいます(というか今制作してるのがそんな感じ)そのせいでユーザーの方が気づくか気づかないかギリギリの伏線を書くことを躊躇してしまい、ややあからさまな伏線ばかりにしてしまうんです…
話が逸れました…
とにかく!このコドユリは体験版だけだとネタが分からないのはもちろん、予想だってできません。現に僕は16時間以上かけて分からないですし!体験版だけでネタが分からないのは当然かとも思いますが、オチがすごいとこの前ライターさんがおっしゃっていましたので、完成版にはかなり期待できそうです…!
これで完成版をプレイしても疑問点が残ったら僕はストレスで死んでしまいそうです(笑) 元々テーマの考察が好きなのであって、シナリオの考察はむしろ嫌いな方なので、完成版をやっても理解できなかったらどうしよう…。頭の回転が遅い僕には努力が必要そうです…
それでは、また逢う日まで…
(追記)
次回は未定です。